近年、介護についての問題が急増しています。
「介護疲れで…」というニュースも頻繁に目にするようになりましたね。
実は、介護費用が必要になった時点でお金を作るために「実家を売ろう！」と思っても
「認知症」の診断が出ていると、売却が難しいんです。
いつ始まるかも、いつまで続くかもわからない介護。
資金はたくさんあったほうがいいに決まっています。
そこでこの記事では、パターン別の介護費用概算と、不動産の売却についてまとめました。
- 今の家で世話をする（家族でor訪問介護etc）
- 施設を利用する（老人ホームetc）
この記事が少しでもあなたとあなたの家族のためになれば嬉しいです。
パターン別！介護費用の概算
まずは、どうやって介護をするか、費用を見ながらしっかり検討しましょう。
今の家で世話をする（家族でor訪問介護etc）
在宅での介護費用は平均約8～10万円ほど。介護保険分を除いた自己負担額です。
それだけではなく、住んでいる家の構造が介護に適していない場合はバリアフリー化や介護ベッドの導入といった初期費用も必要になります。
介護用ベッドは平均80万円ほど。急な出費としてはかなり痛いですよね。。。
加えて「お金」だけではなく「精神・体力」の負担も大きいのが在宅での介護。弱っていく親を間近で見続けるのは、想像以上に精神が削られます。
自分自身の生活に上乗せしてケアが必要となるため、体力もゴリゴリに削られます。
お金はかかりますが、デイケアや訪問介護といったサービスの利用も検討しましょう。
施設を利用する（老人ホームetc）
介護施設を利用する場合、初期費用（入居一時金）＋月額利用料が必要となります。
| 介護施設の種類 | 入居一時金 | 月額利用料 |
|---|---|---|
| サービス付き高齢者住宅 | 0～数十万円 | 10～30万円 |
| グループホーム | 0～数百万円 | 15～30万円 |
| 介護付き有料老人ホーム | 0～数億円 | 15～35万円 |
仮に月額利用料が10万と仮定しても年間で120万円。扶養で稼げる範囲ギリギリです。
さらに、いつまで払うのかもわかりません。仮に10年利用した場合、1,200万円の費用となります。。
親の蓄えがどれくらいあるかにもよりますが、相当な出費ですよね。。
介護施設に入居する日は、急に訪れるかもしれません。そんな中、数十万円の入居一時金と毎月の月額利用料金、、、
今の生活を維持しながら用意するには、負担が大きいですよね。
高齢社会の今、多くの人は介護費用をどうやって捻出しているのでしょうか？
入居一時金の調達：第2位「自宅の売却」
実は、 入居一時金の調達方法の第2位は「自宅の売却」です。
老人ホームの入居費用だけではなく、同居するための初期費用として実家を売却するケースも多いようです。
いずれの場合も、空き家のまま放置すると誰も住んでいないのにムダな固定資産税を払い続ける羽目になるので、家を売却して介護費用に当てることは一石二鳥の方法だといえます！
売却を考えていない場合も今の実家の価値を知っておくのはおすすめ。「いざお金が足りなくなったとき」に備えられるからです。
しかし、売却が難しい場合もあります。
認知症だと家の売却ができない！早めの相談が吉◎
あまり知られていませんが、あなたの親が「認知症」と診断されてしまった場合、親名義のの不動産を子供主導で売却できなくなってしまいます。
認知症の親の介護費用の捻出のためだとしてもです。。
これは意思決定能力がなくなってしまった人の財産を守り、兄弟や親族間での相続トラブルを防ぐための法律が定められているからです。
そのため、親の体調に不安がある方は早めに不動産屋に相談して不動産の凍結リスクを減らすのがオススメです。
とはいえ、多くの人は「相談できる不動産屋」なんて身近にはいませんよね…。
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先ほどもお伝えしましたが、家の評価額を把握しておかないと大損したりトラブルに発展してしまう可能性があるので、早めにチェックしておくに越したことはありません。
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誰もが避けれない親の介護、準備は早めに。
親の介護は誰もが避けては通れない問題です。まずは現状の予算を考慮して
- 在宅での介護
- 介護施設の利用
どちらでケアするか検討しましょう。
予算が足りない場合や「認知症」の恐れがある場合は早急に不動産屋に相談しましょう。
査定額は不動産屋によって違うので、複数の見積をとりましょう。
その際、一括で不動産査定依頼ができる「イエウール」の利用がおすすめです。
先の見えない介護、お金の不安だけでも減らして自分の生活を見失わないようにしてくださいね。
